海外展開の販路開拓に役立つプロンプト作成サービスが登場
- 2026年07月13日
- 中小機構 中小企業支援アドバイザー 村上知也

海外ビジネスナビでは越境ビジネスに役立つ情報が多数掲載されています。
今回はその中で海外展開の調査・分析・整理に役立つ生成AI活用ツール集について紹介します。
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以下のようなコンテンツが掲載されていますので、自社の状況にあったものからご覧いただけると幸いです。
海外ビジネスナビコンテンツ紹介 https://biznavi.smrj.go.jp/about/
海外展開プロンプト生成ツールとは
そして、海外ビジネスナビには、生成AI活用ツール集がありますので、本記事ではその内容を試してみたいと思います。
以下のURLからアクセスできるため、ぜひ一度アクセスして試してください。
生成AI活用ツール集 https://biznavi.smrj.go.jp/books/tools/
さまざまなサイトに便利なプロンプト集が公開されていますが、本サイトでは、プロンプトそのものではなく、プロンプトを生成するツールがあります。
プロンプトを生成するツールのことをメタプロンプトと言ったりします。
海外展開プロンプト生成ツールを使ってみる
①の市場環境比較を実際に使ってみます。
事前に、目的・ねらい、あなたの役割、前提条件、他にも評価の基準や、明確化の要件などが用意されています。利用者の立場ではこういった内容を自分でプロンプトを作成せずに使っていくことが可能です。長く具体的なプロンプトを自分で考える手間が省けます。
さらに利用者が自身で入力する項目も以下のように予め用意されています。
比較する国、対象の事業内容、特に重視したい比較観点、前提条件などです。
これらの項目は、海外展開の専門家と相談をした時に、ヒアリングされる項目だと考えるとわかりやすいでしょう。対面では、専門家がヒアリングを行ったうえでアドバイスをしていきますが、AIサービスでは、用意された項目に利用者が入力すると、AIが回答してくれます。
実際に入力して生成してみます
それでは、想定で以下のような調査をお願いしました。
【比較する国】
・シンガポール、台湾など比較的所得の高い国
【対象の事業内容】
・日本の伝統工芸である「組紐」を使った商品
【特に重視したい比較観点】
・日本の伝統工芸でも少しマイナーな分野の商品であるが、それでも興味をもって、文化を評価し、高い価格でも購入してくれるか?
これらを記載した後、「プロンプト作成」をクリックすると作成されたプロンプトがコピーされますので、ご自身でご利用のAIに貼り付けて実行してください。
プロンプトを無料のChatGPTに貼り付けて生成しました。
そうすると、具体的なアドバイス内容が返ってきました。
アドバイスの内容は、以下の目次案で回答されました。
1.前提条件、2.比較表、3.国別の要点、4.比較の示唆、5.要確認事項、6.追加候補入力です。
ただ量が多いので、全ては掲載しきれないので、「2.比較表」だけ、どのように出力されたのか掲載します。
シンガポール、台湾に加えて、香港も比較対象として加えられ、市場規模、成長性、需要動向、競争状況などを整理して提示してくれました。
参考までに、出力結果全体を以下のChatGPTのURLで確認できます。
https://chatgpt.com/share/6a3cb193-29a0-83e8-93d1-62dbfa9ff739
ツールに頼らず自分でもやってみよう
AIに相談する際には具体的な情報を提示するほど回答の精度は上がります。しかし、十分な項目を自分で考え出して記載するのは大変なため、こうしたツールが必要になるのでしょう。
ただツールに頼っているとAIを使いこなすことにはなりません。ツールの良さを実感できれば、次は自力でこういった質問ができるように取り組んでみましょう。2つのやり方を提案します。
①メタプロンプトの活用
「海外展開をしたいので市場環境評価をするメタプロンプトを作成して」とAIに依頼してみましょう。そうすると、いきなり市場環境がレポートされるのではなく、まず自社が何を答えるべきなのか、回答すべき項目が提示されていると思います。
メタプロンプトとは、AIにプロンプトを作ってもらうための手法です。AIに与えるための指示書(プロンプト)を、AI自身に作成・最適化させる技術です。提示された項目を埋めていくことで、自身で質の高いプロンプトを作成することができます。
②AIに質問してもらう
同様にAIから自身に質問をさせるのも有効です。
「海外展開をしたいので市場環境評価をしたいです。私に質問しながら進めて」
そうすると、今度はAIの方から質問をしてくれます。これに回答していけば、有益なアドバイスが得られるのではないでしょうか?
【質問しながら進めて】
まとめ
今回は、海外展開にあたって、競合の調査や戦略の検討の足しになる「海外展開プロンプト生成ツール」を紹介しました。
海外展開をお考えの事業者の方は是非試してみてください。
そして生成されたプロンプトを確認しながら、さらに生成AIを活用していくための力を向上させてください。
プロンプトを苦労して考えるのではなく、プロンプト生成もAIを使いこなして実施していきましょう。